石垣島でわんの保護活動をしてます。
涙あり、笑いありのボランティア日記。
少々すっトボケてはおりますが、本人は至って真面目・・・なつもり!?
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うおおおおーーーーーっっ
あともう少しだったんだけどなぁ~~~
助けてあげられなかったね。
ごめんよ・・・ホントにごめんよ。。。
市内に住む人から一番最初に電話があったのは、年末の事だっただろうか?
イヤ、年明け早々の事だったかな?
今となってはそれすらも思い出せない位に・・・
その電話の主が・・・
「自分の両親が畑をしていたが、歳でこれ以上続ける事が出来なくなり畑を売った。そこにいた畑番の犬2頭(ビーグル10歳・♂、Mix13歳・♂)をそちらで引き取ってもらえないか?出来れば自分が養ってあげたいが自分もペット不可のアパートに住んでいる為引き取る事が難しい・・・」
と。
正直(またいつものパターンか・・・)と、内心苦々しい思いで相手の話を聞いていた。
しかし「飼い主憎んで、わんこ憎まず」なあっしであるからして、「引き取りはしてないのでどこか預かってくれる所を探して欲しいと言うお願いと、でも里親を探す協力はします」と言った説明をしてその場は終った。
そして、その数日後・・・
「彼女の実家に置いて貰える事になりました。
おかげでなんとかなりそうです」
と、再び電話があり、私もその時ばかりは良い方向に話が進んだ事に対して素直に喜んだ。
三度その飼い主から電話があったのは、ちょうどあっしが入院の真っ只中であった
しかも入院2日目で、トイレへ行くのはおろか起き上がる事もままならない状況下の中・・・でも着信をみると例の人・・・何かただならぬ事が起こったのでは?と、ベットの中からそっと電話を取った。(病院の皆様、その切はご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした)
話を聞くと、吠え声がうるさくて近所から苦情が来てしまったとの事。。。
だけどサ、吠えるのは仕方ないよね・・・だって今までが畑番で、吠えるのがその子達の仕事だったんだし
それが突然環境は変わるわ、しかも吠えるなでは、誰が聞いても無理な話だって
でもって、まずは現在あっしが置かれている状況を説明しつつ、一日も早く『無駄吠え防止の首輪』を通販で購入し試すようアドバイスをした。
なんと言っても、あっしが入院している間は身動きが取れないので、一つの時間稼ぎで苦肉の策でもあった。
でも、その時に相手も素直にこっちのアドバイスに従ってくれてたので、この辺りからあっしも気持ちがほぐれ始めなんとか力になりたいと思ってきた。
そして1ヵ月が経った先週の木曜日の夕方・・・
保護わん達の散歩の最中、その飼い主から電話が入った。
「不要になった犬小屋と残ったフードを提供したい」と。
一瞬にして私の中で不安がよぎった。
「一体どうしてですか?
2頭の子達は?
無駄吠え防止の首輪は効かなかったんですか?」
「首輪はあの後すぐに購入し装着しました。
1頭の子は効果があったが、もう1頭がダメでした。
しばらく様子をみたがやはり近所から苦情が来て、彼女の実家に置いておけなくなった。
その後、違う知り合いの所にも置いてもらっていたが、やはりそこでも・・・もうこれ以上は無理だったので、ついさっき保健所へ連れて行きました」
一瞬頭の中が真っ白になり、次の言葉がすぐに出せないでいた。
それでもなんとか振り絞るように
「連れて行ったのは何時位の事ですか?
置く場所さえ見つかれば、すぐに引き取りに行く気持ちはありますか?」
「今戻ってきた所ですから16時頃です。
今まで飼ってきた子達ですから、出来ればそうしてあげたいです」
まだ可能性はある・・・・・・と言うのも、捕獲された子達は毎週木曜日に船で本島へ送られる。
そして本島の愛護センターで殺処分されてしまうのだ。
連れて行った時間帯を聞いた所、すでにその時間は過ぎていた。
あっしも保護わん達の散歩の途中であったし、頭の中が混乱しているのもあり、ひとまず気持ちを落ち着かせようと電話を切った。
散歩の間も終ったその後も、あれやこれやと考えた末・・・
・とにかくほんの少しの間でも置ける場所を探す(1頭ずつでも、2頭一緒でも・・・)
・無料ではなかなか厳しいので、1頭¥5,000、2頭で¥10,000でスペースを貸してもらえないかと話をもちかける(賃貸料は、飼い主とあっしの折半で出し合う)
・世話は飼い主がほとんどする事・・・ただし、飼い主が出張も多いとの事なので、その間は知り合いに頼んだり、あっしが代わりに行なう
・・・と提案し、お互いにそう言う人を探すように話し合った。
「とにかく10歳と13歳の子達なんです。
あと頑張っても4~5年・・・一月¥5,000でその子達が救えるんだったら安いもんぢゃないですか。
何年も一緒に過ごしてきた子達ですし、残りの日々を少しでも幸せな思いをさせてあげましょうよ」
と励ましてもみた。
相手の声も電話を切る頃にはだいぶ明るくなってきた。
そしてこの1週間、土地を持っていて貸してくれそうな人を探し回った。
あっしはここの土地の人間でない上に、元々付き合いが広い方でもなく知り合いも少ないので、話を持っていくのは正直キツかった。
でもそんな中、一人の候補者が現れた。
しかも身近に・・・近所のおじいであった(それまでその人の存在すら忘れていた)
そのおじいに恐る恐るお願いした所「いいよ、置いても・・・」とアッサリ承諾してくれたのだ
「ヤッター」と叫びたい位だった。
すぐに飼い主に知らせ、同時に保健所へも連絡し、担当の人に飼い主を通して引き出して貰えるようお願いした。
すると帰ってきた返事は・・・
「残念ながら先週の木曜日に送りました。」
だった。
今度はハンマーで頭を思いっきりなぐられたようなショックを受けた。
聞くと、先週飼い主が保健所へ連れて行ったすぐ後で本島へ送る作業を行なったらしい。
そして飼い主からの引き取りは保留期間は取らなくても良いと言う規定の元で、すぐにその場で送ってしまったとの事。
(通常、捕獲された子達は最低3日間と決められている)
あっしが飼い主から聞いた時間にはほんの少しのズレがあったのだ。
それでもどうしても諦めきれずに、本島の愛護センターへ問い合わせてもらった。
しかし、送られたその翌日には、その子達も含め、他の子達も皆虹の橋を渡って行かされた。
せめて飼い主が保健所へ連れて行く前に、あっしの所へ連絡をくれていれば・・・
もしくは、飼い主があと30分でも遅れて保健所へ連れて行ったならば・・・
それか飼い主から電話があった直後に、あっしが保健所へ確認を取っていれば・・・
そして行政も行政でいくら飼い主からの引き取りだからと言って、持ち込まれて30分もしない子達をすぐに本島へ送るような事がなかったならば・・・(少しはそう言った子達にも猶予を与えても良いんぢゃないか?)
元来「たら」「れば」の話は好きではないが、しかし今回と言う今回は、どれもこれもタイミングが悪すぎた。
そしてこの子達にあまりにも運が無さ過ぎた。
タイミング良く救われる命もあれば、ほんのタッチの差で救えない命もある・・・
でもこの子達はなんとしても助けたかったよ。
助けてあげたかった。
でもそれが出来なかった。
悔しい。。。
そしてそんな自分がほとほと情けない。。。
あともう少しだったんだけどなぁ~~~
助けてあげられなかったね。
ごめんよ・・・ホントにごめんよ。。。
市内に住む人から一番最初に電話があったのは、年末の事だっただろうか?
イヤ、年明け早々の事だったかな?
今となってはそれすらも思い出せない位に・・・
その電話の主が・・・
「自分の両親が畑をしていたが、歳でこれ以上続ける事が出来なくなり畑を売った。そこにいた畑番の犬2頭(ビーグル10歳・♂、Mix13歳・♂)をそちらで引き取ってもらえないか?出来れば自分が養ってあげたいが自分もペット不可のアパートに住んでいる為引き取る事が難しい・・・」
と。
正直(またいつものパターンか・・・)と、内心苦々しい思いで相手の話を聞いていた。
しかし「飼い主憎んで、わんこ憎まず」なあっしであるからして、「引き取りはしてないのでどこか預かってくれる所を探して欲しいと言うお願いと、でも里親を探す協力はします」と言った説明をしてその場は終った。
そして、その数日後・・・
「彼女の実家に置いて貰える事になりました。
おかげでなんとかなりそうです」
と、再び電話があり、私もその時ばかりは良い方向に話が進んだ事に対して素直に喜んだ。
三度その飼い主から電話があったのは、ちょうどあっしが入院の真っ只中であった
しかも入院2日目で、トイレへ行くのはおろか起き上がる事もままならない状況下の中・・・でも着信をみると例の人・・・何かただならぬ事が起こったのでは?と、ベットの中からそっと電話を取った。(病院の皆様、その切はご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした)
話を聞くと、吠え声がうるさくて近所から苦情が来てしまったとの事。。。
だけどサ、吠えるのは仕方ないよね・・・だって今までが畑番で、吠えるのがその子達の仕事だったんだし
それが突然環境は変わるわ、しかも吠えるなでは、誰が聞いても無理な話だって
でもって、まずは現在あっしが置かれている状況を説明しつつ、一日も早く『無駄吠え防止の首輪』を通販で購入し試すようアドバイスをした。
なんと言っても、あっしが入院している間は身動きが取れないので、一つの時間稼ぎで苦肉の策でもあった。
でも、その時に相手も素直にこっちのアドバイスに従ってくれてたので、この辺りからあっしも気持ちがほぐれ始めなんとか力になりたいと思ってきた。
そして1ヵ月が経った先週の木曜日の夕方・・・
保護わん達の散歩の最中、その飼い主から電話が入った。
「不要になった犬小屋と残ったフードを提供したい」と。
一瞬にして私の中で不安がよぎった。
「一体どうしてですか?
2頭の子達は?
無駄吠え防止の首輪は効かなかったんですか?」
「首輪はあの後すぐに購入し装着しました。
1頭の子は効果があったが、もう1頭がダメでした。
しばらく様子をみたがやはり近所から苦情が来て、彼女の実家に置いておけなくなった。
その後、違う知り合いの所にも置いてもらっていたが、やはりそこでも・・・もうこれ以上は無理だったので、ついさっき保健所へ連れて行きました」
一瞬頭の中が真っ白になり、次の言葉がすぐに出せないでいた。
それでもなんとか振り絞るように
「連れて行ったのは何時位の事ですか?
置く場所さえ見つかれば、すぐに引き取りに行く気持ちはありますか?」
「今戻ってきた所ですから16時頃です。
今まで飼ってきた子達ですから、出来ればそうしてあげたいです」
まだ可能性はある・・・・・・と言うのも、捕獲された子達は毎週木曜日に船で本島へ送られる。
そして本島の愛護センターで殺処分されてしまうのだ。
連れて行った時間帯を聞いた所、すでにその時間は過ぎていた。
あっしも保護わん達の散歩の途中であったし、頭の中が混乱しているのもあり、ひとまず気持ちを落ち着かせようと電話を切った。
散歩の間も終ったその後も、あれやこれやと考えた末・・・
・とにかくほんの少しの間でも置ける場所を探す(1頭ずつでも、2頭一緒でも・・・)
・無料ではなかなか厳しいので、1頭¥5,000、2頭で¥10,000でスペースを貸してもらえないかと話をもちかける(賃貸料は、飼い主とあっしの折半で出し合う)
・世話は飼い主がほとんどする事・・・ただし、飼い主が出張も多いとの事なので、その間は知り合いに頼んだり、あっしが代わりに行なう
・・・と提案し、お互いにそう言う人を探すように話し合った。
「とにかく10歳と13歳の子達なんです。
あと頑張っても4~5年・・・一月¥5,000でその子達が救えるんだったら安いもんぢゃないですか。
何年も一緒に過ごしてきた子達ですし、残りの日々を少しでも幸せな思いをさせてあげましょうよ」
と励ましてもみた。
相手の声も電話を切る頃にはだいぶ明るくなってきた。
そしてこの1週間、土地を持っていて貸してくれそうな人を探し回った。
あっしはここの土地の人間でない上に、元々付き合いが広い方でもなく知り合いも少ないので、話を持っていくのは正直キツかった。
でもそんな中、一人の候補者が現れた。
しかも身近に・・・近所のおじいであった(それまでその人の存在すら忘れていた)
そのおじいに恐る恐るお願いした所「いいよ、置いても・・・」とアッサリ承諾してくれたのだ
「ヤッター」と叫びたい位だった。
すぐに飼い主に知らせ、同時に保健所へも連絡し、担当の人に飼い主を通して引き出して貰えるようお願いした。
すると帰ってきた返事は・・・
「残念ながら先週の木曜日に送りました。」
だった。
今度はハンマーで頭を思いっきりなぐられたようなショックを受けた。
聞くと、先週飼い主が保健所へ連れて行ったすぐ後で本島へ送る作業を行なったらしい。
そして飼い主からの引き取りは保留期間は取らなくても良いと言う規定の元で、すぐにその場で送ってしまったとの事。
(通常、捕獲された子達は最低3日間と決められている)
あっしが飼い主から聞いた時間にはほんの少しのズレがあったのだ。
それでもどうしても諦めきれずに、本島の愛護センターへ問い合わせてもらった。
しかし、送られたその翌日には、その子達も含め、他の子達も皆虹の橋を渡って行かされた。
せめて飼い主が保健所へ連れて行く前に、あっしの所へ連絡をくれていれば・・・
もしくは、飼い主があと30分でも遅れて保健所へ連れて行ったならば・・・
それか飼い主から電話があった直後に、あっしが保健所へ確認を取っていれば・・・
そして行政も行政でいくら飼い主からの引き取りだからと言って、持ち込まれて30分もしない子達をすぐに本島へ送るような事がなかったならば・・・(少しはそう言った子達にも猶予を与えても良いんぢゃないか?)
元来「たら」「れば」の話は好きではないが、しかし今回と言う今回は、どれもこれもタイミングが悪すぎた。
そしてこの子達にあまりにも運が無さ過ぎた。
タイミング良く救われる命もあれば、ほんのタッチの差で救えない命もある・・・
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てやんでぃべらぼうめ!
HP:
性別:
女性
自己紹介:
東京生まれの東京育ち
・・・が何を思ったか、1993年に突然(?)石垣に移り住む。
1999年
わんの保護活動を目的とした『わんわんclub』を個人的に立ち上げる(・・・でもって、未だに一人きり・・・って、一体どう言うこっちゃ!?)
かに座
O型
怠け者でものぐさなあっし・・・ブログ更新もまめには出来ないと思うので、1週間に1度位の割合で覗きに来て下せいやし☆
・・・が何を思ったか、1993年に突然(?)石垣に移り住む。
1999年
わんの保護活動を目的とした『わんわんclub』を個人的に立ち上げる(・・・でもって、未だに一人きり・・・って、一体どう言うこっちゃ!?)
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怠け者でものぐさなあっし・・・ブログ更新もまめには出来ないと思うので、1週間に1度位の割合で覗きに来て下せいやし☆
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