そしてわかった事・・・

それまで一緒に暮らしてきたわんやにゃんを手放すからには・・・
例えば
一人暮らしの人が病気になってしまい先の見えない長期の治療に入るとか、高齢による連れ合いの介護問題とか、人それぞれの事情ややむを得ない理由があると思ふ


しかしそんな時でも、よっぽど切羽詰まってない限りは、ある程度メド立つまでの間預かってくれそうな人や、あるいは次の飼い主を探すとかの最低限の努力はして欲しいものだ

それでもなお厳しい場合でも、「処分に困ったから捨てに行こう」とか「他に方法がないから保健所へ・・・」などと言う安易な考えに走らず、それこそ地元のボランティアさんに相談の一つもして欲しい。

それがふざけた理由ならば「冗談ぢゃねぇーーーっっ」と一喝されるだろうが、本当に本当にどうしようもない事情であれば、ボランティアさんもきっと親身になって相談や協力はしてくれるハズ（少なくともあっしはそう云う考えをいつも持ってるけどね）

 

また、もし近くにそんな事情を抱えてる人がいたら、直接でなくとも「こんな方法もあるよ～」とアドバイスの一つでもして頂ければ、そのわんの命が救われるかもしれないので、そん時ばかりは決して他人事とは思わず自らススんで“お節介焼き”になって頂きたいもんだ。

 

まあ、そんなこんなのこの石垣島だが、やにゃんを手放す理由が内地とは若干事情が異なる
保健所の引取りで、特にここ最近目立ってきてるのが・・・

 

「飼い犬に子供が生まれてしまったから・・・」

 

んな、アホなっっ

なら、なんでメスをもらったんだ


たったそれだけの理由でチビわんのみならず母わんごと捨てらるもんなのか



・・・つうか、

ぢゃあ、なんでを飼おうなんて思ったんだろ



避妊もしなければ子供が生まれるのは当然だし、ヒートの時に外に出してればオスに代わる代わる襲われるのも当たり前だろうがっっ

それを飼い主がなんの対策も取らず、本人の意思とは関係なく襲われて産まされて、その結果「そんな子供を産むようなヤツは用済み」とばかりにポイッと捨てられ、挙句の果てに殺処分・・・・なんの落ち度もなく殺されてしまうはたまったもんぢゃないよっっ




実際に、今年あっしが保護しただけでも・・・

・学校へ迷い込んだ母子

・保健所へ送られてしまった与那国の母子（母わん・優）

 

・保健所へ送られてしまった白保の母子（母親は助けきれず・・・悔）

・放浪してる所を保護した母子（じゅんとネネ）

・そして今回のぽぽ母子

 

少なく見積もっても５組はいる

 

それ以外に、あっしの目に留まらず保健所内だけで密かに処分されて行ってしまった子達も含めれば、きっととんでもない数に昇るのは間違いないだろう


あっしが保健所のわん達を引き取る際に必ず担当者に聞く事は・・・

・捨てられていたり放浪したりした場合、その子が捕獲された場所とその時の状況
・飼い主からの引取りの場合、飼い主の住んでいる大まかな地域と放棄した理由と、分かる範囲でのわんに関する詳細

・・・個人情報の絡みもあり、担当者から聞けるのはせいぜいこの程度が限界なのだが、それでも里親さんが決まった際にそのの情報をお知らせする事により、里親さんのそのに対する想いも一段と深くなるので、この聞き取り調査はとても大切なものとなってくる


ぽぽ母子を引き取って来た時も、いつものように担当者から事情を聞く事が出来た（担当者一同さま・・・毎度ながらご協力ありがとうございやすっっ）。

それによると・・・

 

・前の飼い主は市内に住む人物

・母わんの名前は“ぽぽ”

・2009／１２／２１生まれ

・市の登録もしており、今年度の狂犬病予防注射も受けていた

・保健所へ引き取ってもらう理由は「子供が生まれてしまったから・・・」

 

今回の聞き取りに関しては大収穫ではあったが、ぽぽ母子が保健所へ送られてしまったのが、そんなとんでもなくバカげた理由だったとは

しかも母わん・ぽぽはまだ１歳にもならない子だよっ

登録も注射もしてるっちゅうのに、それなのに子供を生んでしまったと言うだけで飼育放棄するって、いったい元飼い主はどんな神経をしてるんだ

 

ホント理解に苦しむ



と云うか・・・


この島の人間たちは、わんにゃんの命をどんだけぞんざいに扱ったら気が済むんだろう。。。