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石垣島でわんの保護活動をしてます。 涙あり、笑いありのボランティア日記。 少々すっトボケてはおりますが、本人は至って真面目・・・なつもり!?


その電話が掛かって来たのは、まさに夜の最後の散歩へ出ようとしたその時だった。
「保護していた犬だけど、さっき見に行ったらヤギ小屋の金網に首輪が引っ掛かって首が吊った状態で死んでたよ。」




なんでそんなに早く死に急いぢゃったのかな?
アンタの幸せはすぐそこまで来ていたのに。。。



ウチらの住む部落の公民館長M氏から保護依頼の電話が入ったのは、10月の半ばだった。
その頃のあっしはと云うと・・・自ら保護したやら他所からの保護依頼やら募集依頼などが連日続いて、何をどうして良いかわからない位に多忙を極めていた(おまけにこんな時に限ってPCまでもがぶっ壊れてしまい、まさに絶体絶命のピンチ状態・・・

そう言う状況下においての依頼の電話だった事もあり、内心「またか・・・」と、正直ウンザリしていたのも事実である。

M氏の話の内容としては「2~3日前からこの近辺をウロついていた犬を捕まえた。保健所へ連絡して引き取ってもらおうかと思ったが前回の件があったので、もしかしたら今回の犬にも貰い手が見つかるようならば、てやんでぇさんに任せようかと・・・ただしウチでもあんまり長くは置いておけないので、早めに引き取って欲しいんだけど」と云うものだった。

あっしの方も頭の中も家に置いておけるわんの数もパンク状態だった為、M氏には事情を説明してあと10日位はそのまま預かってもらえないかとの交渉をしてみた。
条件としては・・・最低限ご飯は与えてくれるものの、当然雨ざらしの上繋ぎっぱなし・・・それでも保健所へ行くよりはまだマシだろうとあっしも自分に言い聞かせ、M氏には出来る限りあっしが散歩へ連れ出す事でなんとか了承してもらえた。

とりあえずあっしの所では近いうちに『もんじろう』が10月の下旬に里親しゅうさんの元へ旅立っていくのが決まっていた事もあったので、それが済めばそのわん(後に『クロベェ』と名付けた)をM氏の元から引き取ってくる予定だった。


それからは時間を見つけてはM氏の家まで行き、クロベェをお散歩へ連れ出した。
またその間にチラシを貼った効果もあってか、市内に住む方から成犬に関する問い合わせも入ってその後すぐにお見合いもした。

その方のご主人様も数日後にいらして再度クロベェとお見合い・・・お二方ともお見合いそのものはとても良い感触で終えたが、とりあえずはもう一度ご夫妻で話し合われて頂いて2~3日後にはその返事が来る予定でもあった。

そう、あと2~3日待っててくれれば・・・


・・・なのに・・・なぜ

ほんの数時間前には、一緒にお散歩へ行ったよね

お水もゴクゴク飲んでいたし、持って行ったおやつも美味しそうに食べていたよね

帰り際には寂しそうに「クーン、クーン」と鳴いていたけど、「明日また来るからね」って声をかけたら理解したかのようにジーッと見つめてくれてたよね

この間にアンタに一体何が起きたんだ

本当に本当にアンタの幸せはすぐそこまで来ていたのに。。。



クロベェ・・・アンタは生まれてからこの方一度だって

「ご馳走だっ!」って思えるような美味しいものを食べた事があった

透き通るような青い海で疲れるまで泳いだり、白い砂浜で思いっきり走り回った事があった

走り抜ける車の窓から身を乗り出して、ビュービューと向かってくる風に顔を当てた事はある

嬉しくて嬉しくて千切れんばかりにシッポをブンブンと振った経験はある


もしかしたら今まではただの一度だって楽しい事はなかったかもしれない

でもね・・・私はアンタにそんな経験をこれからいっぱいいっぱいさせてあげたかったよ。





こうなる前に私がもっと早くにどうにかしてあげるべきだった。。。

悪っかたね。

本当にゴメンよ。

アンタの事は一生この胸に刻んでけっして忘れないし

これからはずーっと私のそばに居てもいいよ。

クロベェ、もう苦しまないでいいよ

安心していいんだよ



安らかに眠っていいんだよ













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